2024年8月31日（土）・9月1日（日）の日本テレビ系「24時間テレビ 47」で、チャリティーマラソンに挑んだお笑い芸人のやす子さん（26）が、ゴール目前で、一般人男性に胸を触られるという衝撃のハプニングが起きてしまいました。犯人を特定して告発することは、できないのでしょうか？
やす子がゴール直前に一般人男性に胸に触れられるセクハラ被害、生中継の衝撃
やす子さんは、番組中や直前の宣伝番組の中で、自身が高校時代に養護施設にお世話になっていたことがあり、恩返しの気持ちも込めて、養護施設向け募金もできる、チャリティーマラソンに挑戦した、と語っていました。
やす子さんは、自衛隊時代に過酷なトレーニングで鍛えられた経験がありました。ですが、現在のふくよかな体格のやす子さんには、マラソンはかなり体力的にきつく、足への負担も大変だったはずです。
それでも、一生懸命完走しようと頑張り続けたやす子さんの右胸に、最後のゴール直前に、沿道にいた一般男性が触れる、という信じがたいセクハラ事件が起きてしまいました。
やす子にセクハラ行為をした男性を特定し、告発できないか？
私としては、セクハラという婉曲表現だけで十分だとは思っていません。胸に触るのは、れっきとした痴漢行為ではありませんか。
そこで、さまざまな法律事務所のサイトを見てみますと、みなさん一様に、痴漢行為は軽微なら東京都迷惑防止条例違反、悪質なら「不同意わいせつ罪」（旧強制わいせつ罪）に当たる、との見方を示されています（たとえばこちらの法律事務所のサイト）。
このような違法行為を、黙って見逃すべきではありません。胸に触った男性を特定して、警察に届けるべきだと思っています。
ただ、被害者のやす子さんが行動を起こす必要があります。やす子さんは、胸に触れられた際に、一瞬同様した表情を見せていましたが、そのままゴールしました。
そこで思い出すのが、韓国の女性セクシーDJの「DJ SODA」さんが、2023年8月に自身が出演した音楽フェス「MUSIC CIRCUS ‘23」の会場で、複数の観客に胸を触られる被害に遭われた事件です。
その事件では、DJ SODAさんが法的措置も辞さない厳しい態度をとったため、加害者が名乗り出て、最終的にはDJ SODAさんは彼らの謝罪を受け入れ、刑事告発を取り下げました（中央日報日本語版の2023年11月4日配信の「ＤＪ ＳＯＤＡ、胸触った日本人観客３人の謝罪受け入れる…告発取り下げ」）。
やす子さんは、どうされるでしょうか。もしかしたら、波風を立てたくない、とお考えかもしれませんね。
セクハラ加害者への『24時間テレビ』の現場スタッフの対応は正しかったのか？
実は、女性自身の2024年9月3日配信の記事「『犯人特定しろよ』やす子 マラソン中に“胸触られ被害”で日テレにも怒りの声…局側が明かした『事件時の対応』」によりますと、この事件について、番組側から次のような対応説明があったとのことです。
「ランナーに向けて手を伸ばした方がいましたが、並走していたガードランナーが対応いたしました」（中略）なお、番組側から男性に注意をしたかどうかなどは明かされなかった。
私個人としては、厳しく対応してほしかったのですが･･･。将来同じような被害が起きてはならないと思うからです。
番組スタッフのランナーの安全確保、やす子さんの服装準備は、適切だったのか？
そもそも、ランナーの安全確保は十分だったのでしょうか？ 2度と同じ問題を繰り返さないためにも、是非とも事後的な検証をしていただきたいところですね。
また、やす子さんのバストが目立たないような工夫がなされていれば、今回の事件も防げた可能性が少しはあるのでは、と考えるのは、私だけでしょうか。
今回の番組中には、やす子さんが走っておられると、SNSで女性視聴者から、やす子さんの服装や、バストのケアが不十分な問題を指摘する声が、続々と上がっていました。
具体的には2つの懸念がありました。1つは、やす子さんが白いTシャツを着ていたため、汗や雨などでだんだんTシャツが透けていくことへの不安でした。
もう1つは、やす子さんが走ると豊かなバストが揺れるのが目立ち、下垂を招きかねないことを、心配する声も上がっていました。
まさか痴漢に遭うとまでは懸念されていませんでしたが、走っているやす子さんのバストが注目を浴びていたことは、間違いありませんでした。
そうしたバストの問題は、2017年の「24時間テレビ」で、ブルゾンちえみさんがチャリティーマラソンのランナーを務められた際に、議論になっていました。
それなのに、日本テレビのスタッフが、今回やす子さんに、しっかりとスポーツブラトップでバストを固定する対応をとってあげなかったのは、残念でした。
今後は、しっかり対応していただきたいですね。
