2024年10月クールのTBS金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」で、謎めいた幼い男の子・「ライオン」を演じている、5歳の子役・佐藤大空(さとう たすく)君の演技が凄い、と話題になっています。
他の俳優陣の演技も素晴らしく、視聴者の推理・考察もヒートアップしていて、視聴率は10月11日放送の第1話の5.1%から、18日の第2話には6.3%に上昇しました。
子役・佐藤大空のプロフィールは? 兄弟は?
佐藤大空君は、2018年12月25日生まれで、ドラマの第2話放送時点で、まだ5歳と9カ月です。小学校入学前の幼稚園もしくは保育園の年長組の年齢です。
所属事務所はスペースクラフト(スペースクラフト・エージェンシー株式会社)で、モデル、俳優、声優などが所属しており、佐藤大空君はモデル本部内のジュニア部の所属です。
所属事務所の公式サイトによると、佐藤大空君はこれまでに、タクトホームやAmazon Prime Videoなどのコマーシャル、テレビドラマの子役、雑誌などで、活躍しています。
佐藤大空君には、3歳年上の兄の佐藤遥灯(さとう はるか)君がいて、兄弟2人で同じ事務所に所属しています。
事務所が運営しているとみられる2人の公式インスタグラム・アカウント(sato_harutasu_official)には、兄弟2人のツーショット写真も、沢山投稿されています。
ドラマ『ライオンの隠れ家』での天才子役・佐藤大空の演技が凄い
ドラマ「ライオンの隠れ家」の公式サイトによると、佐藤大空君は、5カ月に及んだオーディションを勝ち抜いて、謎の男の子・ライオン役に選ばれました。
ドラマを観ればすぐに分かりますが、謎の男の子・ライオンは、出番やセリフも多く、幼い子供にはとても難しい役柄です。
この男の子・ライオンは、肌に虐待されたあざがあり、ワケアリに見えますが、自分の素性を明かさず、親の話も一切しません。
自分がドラマの主人公が住む一軒家の前(正確には高い床の下)に置き去りにされた経緯についても、話しません。
まだ幼いのに辛い人生経験をさせられていて、翳りがあり、まるで何かのミッションを遂行させられているかのように見える一方で、時折幼い無邪気な子供らしさも発揮しています。
第2話の最後で、柳楽優弥が演じる主人公・小森洸人は、テレビのニュースで報じられた行方不明の母子の母が、苗字は違うものの下の名前が自分の消息不明の腹違いの姉・愛生(あおい)と同じだと気づきます。ということは、男の子が姉の子なら、甥っ子になります。
ニュースによると、行方不明の男児の名前は愁人(しゅうと)だったので、主人公は無邪気に駆け回っている男の子に「愁人!」と呼びかけてみたところ、男の子は思わず「何?」と応じてしまいました。
直後に男の子は、うっかり本名に反応するという失敗を犯したことに気づき、表情が凍りつきました。まるで世界が止まったかのようでした。ここは、わずか5歳の男の子とは思えない、名演技でした。
もちろん、自閉スペクトラム症の弟に振り回され、謎の男の子・ライオンを警察に届けることができずにいる主人公を演じている、柳楽優弥さんの演技も素晴らしいです。
ドラマの推理・考察が盛り上がる
このドラマは、ヒューマンドラマですが、ミステリー・サスペンスものでもあります。既にSNSでは、視聴者の犯人探しなど、推理・考察が盛り上がっています。
第2話までに、視聴者に投げかけられた謎は、こんな感じです。
・誰が、何のために、「ライオン」を名乗る男の子を、主人公の家の前に置き去りにしたのか?
・男の子を虐待していたのは誰か?
・行方不明の男の子の母親・愛生(主人公の姉)の生死は? 愛生の血の付いた衣類だけ発見されたのはなぜか?
・愛生の夫・橘祥吾はシロかクロか?
・主人公やライオンを付け回している怪しい人物Xは何者か? 敵か味方か? なぜ主人公の同僚の女性だけに接触したのか?
私は一応、当たらないことも多いですが、ミステリー好きで、過去には自分でストーリーを作ろうと試みたこともあります(すぐに挫折しましたが)。
第2話時点での私の推理は、こんな感じです。
愛生と息子の愁人(ライオン)は夫のDVに苦しみ、愛生が(つながりは不明だが)Xに助けを求め、Xが愛生が死んだことにして、息子を叔父にあたる主人公に託した、というところでしょうか。
しかし、長いドラマの序盤で視聴者が早くも推理に成功するようでは、ミステリー作品としては、負けです。
そうさせないために、ミステリー作品には通常、終盤で驚きの“どんでん返し”が用意されています。
そのための伏線が、議員と地上げの問題のように思われます。
その真相の解明にひと役買ってくれそうなのが、前の記事で紹介した、尾崎匠海さんも演じている、週刊誌の記者たちなのでしょう。
最後は佐藤大空君が演じるライオン・愁人の涙でなく笑顔で終わってほしいが…
俳優陣の演技の凄さもこのドラマの魅力ですが、ミステリーとしての展開にも、期待しながら観て行きたいと思います。
最後に、佐藤大空君が演じる男の子が、お母さんの死を知って泣くのは辛すぎるます。無事にお母さんと再会できるハッピーエンドになるといいな、と思っています。