旧ジャニーズ事務所の社長だった現・SMILE-UP.代表取締役の藤島ジュリー景子氏が、米国現地時間の2024年10月14日の、Travis Japanの米国ロサンゼルス公演に姿を現し、SNSではファンの間でさまざまな意見が出ています。
Travis JapanのLA公演にSTARTOの福田淳社長とSMILE-UP.の藤島ジュリー景子氏が来場
Travis JapanはSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)の7人組グループで、初のワールドツアーを、米国のシアトル、ロサンゼルス、ニューヨークを含む世界6都市で開催し、成功裏に終えました。
このうち、ツアー後半の米国現地時間の2024年10月14日(日本時間10月15日)に開催された米国ロサンゼルスのEl Rey Theatre公演に、福田淳STARTO ENTERTAINMENT社長に加え、SMILE-UP.代表取締役の藤島ジュリー景子氏(以下ジュリー氏、と表記)が現れました(FRIDAY DIGITALの2024年10月19日配信の記事)。
元々Travis Japanは、なにわ男子のような、ジュリー派のグループではありませんでした。
しかし、Travis Japanをデビューに導いた滝沢秀明元ジャニーズ事務所副社長は、Travis Japanのデビュー直後の2022年10月31日にジャニーズを退社したので、Travis Japanもその後は、旧ジャニーズではジュリー氏の管理下にありました。
ジュリー氏は補償業務に専念、Travis JapanのLA公演には『プライベートで』来場
旧ジャニーズ事務所所属のタレントは、STARTO ENTERTAINMENTに移籍し、ジュリー氏は旧ジャニーズ事務所から社名変更したSMILE-UP.社で、ジャニー喜多川性加害の被害者への補償業務に専念することになっています。
ジュリー氏は既に、旧ジャニーズの著作権を取り扱う子会社を含む旧ジャニーズの複数の子会社の代表取締役はすべて退任しています。
ジュリー氏が芸能事務所経営には関わらないことが、テレビ局やスポンサー企業のSTARTOタレントの起用の重要な条件となっています。
たとえば、NHKはSTARTO所属タレントの新規起用を再開すると発表した際に、その理由の1つとして、STARTO社とSMILE-UP.社の経営の分離が進んでいることが確認できたことを挙げました。
ジュリー氏のTravis Japan米国LA公演への来場を記事にした雑誌「FRIDAY」が、STARTO社に尋ねたところ、STARTO社は「プライベートでご来場されたのは事実ですが、経営には一切関わっておりません」とメールで回答したそうです(上記の記事)。
これは、当然の回答でしょう。STARTO社のタレントたちがようやくNHKにも再び起用されることになった矢先に、ジュリー氏がSTARTO社の経営に関わるようになるなど、絶対にあってはいけないことです。
ちなみに、メディアに取り上げられておらず、未確認情報ですが、SNSを見渡すと、少し前には、別のグループ(timeleszとみられる)の横浜アリーナ公演に、ジュリー氏が来場していた、との目撃談もありました。
ジュリー氏がSTARTO所属のアイドルのライブに行った理由が、将来芸能事務所経営に返り咲く気があるからなのか、それとも単に自分が目をかけていたグループのステージを個人的に見たかったからなのかは、分かりません。
ただ、ジュリー氏が経営に直接携わっていなくても、STARTO社に移籍したタレントや社員たちは、ジュリー氏と会えば当然挨拶して言葉を交わすでしょうし、ジュリー氏がちょっと感想を述べるだけでも、に、大きな影響力を及ぼす可能性はあります。
ジュリー氏のTravis Japan米国LA公演来場についてのファンの反応はさまざま
ジュリー氏がTravis Japanの米国LA公演に姿を見せたことについて、Travis Japanのファンや、他のSTARTO所属のグループなどのファンのSNSでの反応は、さまざまです。
「嬉しい」「ありがとうございます」と書き込んでいる人もいます。ジュリー氏は今でも、多くのファンに慕われているようです。
一方で、「呆れている」「忖度なくならない」など、厳しいコメントの書き込みもあります。
性加害問題の補償が完了した後、ジュリー氏がどういう職業を選択するのかは、分かりません。
そんな遠い未来のことよりも、まずは目の前にある、テレビ局やスポンサーがSTARTO社のタレントを躊躇なく起用するようになるかどうかが大事でしょう。
ジュリー氏が一生懸命に頑張っているSTARTO社のタレントの活動の足を引っ張るようなことは、あってはなりません。