2024年の大晦日に放送される「NHK紅白歌合戦」に、昨年ゼロだったSTARTO ENTERTAINMENT（旧ジャニーズ）のグループが復帰するとの見方が強まりつつあります。
昨年の『第74回NHK紅白歌合戦』の過去最低視聴率は旧ジャニーズ勢不在のせい？
2023年末の「第74回NHK紅白歌合戦」の午後9時からの第2部の世帯視聴率は31.9%で（ビデオリサーチ、関東地区）、2部制になって過去最低となりました。
視聴率の低下の原因は1つだけではないと思われましたし、旧ジャニーズ勢がジャニー喜多川元社長の性加害問題の影響で出演できなくなったことが、視聴率低下につながったと断定できるわけでもありません。
旧ジャニーズ勢の不在の代わりに、K-POPのアイドルグループがSEVENTEEN、Stray Kids、NewJeans、LE SSERAFIM、MISAMOの5組、K-POP系日本現地化グループのJO1とNiziUも含めれば7組も出演しました。
彼らに加えて日本の坂道グループやBE:FIRSTも参加した、YOASOBI「アイドル」の神コラボは、大いに話題になりましたが、番組の視聴率は、結局低下してしまいました。
STARTOのアイドルグループの中でも、ドームツアーができるような人気グループは、膨大な数のファンがいるはずですので、視聴率低下に歯止めをかけたいNHKの本音としては、出てほしいのではないでしょうか。
STARTO社タレント復帰の条件が整ってきた模様
ここに来て、STARTO社の所属タレントが「紅白歌合戦」に復帰できる環境が、ほぼ整ってきたようです。
NHKとしては、STARTO所属タレントの同局の番組への（新規）出演の条件として、以下の2つを考えていた、と週間女性PRIMEの2024年10月2日配信の記事が伝えています。
[1] ジャニー喜多川の性被害者への補償が完了、もしくはそれに近いくらい進展したと言えるようになること
[2] 藤島ジュリー景子氏が事務所経営から退いて、STARTO社が創業者一族の同族経営から脱却すること
この2つの条件は、どちらも最近になって大きな進展を見せました。
[1]の被害者補償については、ジャニーズ事務所から社名変更したSMILE-UP.社が、2024年9月30日に公表した「被害者救済委員会による活動状況報告書について」の中で、補償内容を通知した約530名のうち、96％が同意した、と述べられています。
また、[2]の同族経営からの脱却については、藤島ジュリー景子氏は、補償を行うSMILE-UP.社の代表取締役は続けるとのことですが、8月に関連会社4社の会長職は全て退任しています。
NHKの稲葉延雄会長は2024年9月18日の定例会見で、STARTO社のタレントとの新規契約について「現時点では従来の方針に変わりはありません」と述べました。
しかし、稲葉会長は、「取り組みはかなり進んでいるのではないかと認識している。状況をさらに確認した上で起用するかどうか判断していきたい」とも話し、将来のSTARTO社タレント起用の可能性に含みを持たせました（サンスポの2024年9月18日配信の記事）。
STARTOグループで紅白復帰有力候補は？
STARTOのアイドルグループで、「紅白歌合戦」に復帰する可能性が最も高いのは、CDの売上が断トツの、Snow Manと思われます。
Snow Manは2024年に発売したシングル2作のオリコンでの初週売上が、2月14日発売の「LOVE TRIGGER/ We’ll go together」で119.3万枚、7月31日発売の「BREAKOUT/ 君は僕のもの」で106.7万枚と、驚異的な数字を叩き出しています。
STARTO社のグループで2024年のシングル初週売上がSnow Manに次ぐ高水準なのは、Aぇ!groupのデビューシングル「《A》 BEGINNING」の62.5万枚で、その次はSixTONESの「音色」の52.3万枚です。
Aぇ!groupはデビューしたての新人なので、まだ「NHK紅白歌合戦」の出場候補ではないと思われますが、SixTONESはSnow Manに次ぐ、「紅白」復帰候補のように思われます。
私の個人的な予想では、Snow Man、SixZONESが有力で、もしかしたら、なにわ男子や関ジャニ∞も加わるかもしれない、と思っています。
TOBEのNumber_iが出演する可能性も
また、私はSnow Manと同じかそれ以上の確率で、TOBEのNumber_iが初出場するのではないか、と予想しています。既に「当確」みたいに報じたメディアもあるようですが…。
かつての“ジャニーズ祭り”みたいに偏るのは賛成しかねますが、いろんな事務所のグループがいる中で、STARTO社からもSnow Man以下数グループが出演するのであれば、紅白にも活気が出ていいのではないでしょうか。
